トランス脂肪酸が多い食べ物を絶対避けたい理由

カラダコラム

様々な健康リスクがあるトランス脂肪酸ですが、知らず知らずの内に体に入っている可能性があるので注意しましょう。

トランス脂肪酸とは

トランス脂肪酸とは、ヘキサンなどの溶剤を使って高温で油を抽出した際に生まれる発がん性物質のこと。
安価な油は、原材料に含まれる油をヘキサンなどの溶剤に溶かして抽出し、あとでヘキサン等を蒸発させることで残った油を食用油として利用します。

なぜ溶媒抽出法で油を作るのか!?
低コストで原料からほぼ100%の油を抽出することができるので、原価を抑え安価で販売することができるからです。

溶剤(ヘキサン)を加える時、蒸発させる時、精製の時、脱臭の時、油が何度も何度も200度以上の高温にさらされることで、脂肪酸が「トランス脂肪酸」に変化し、酸化・劣化します。
そんなトランス脂肪酸を多く含む食品の代表が「硬化油」です。

硬化油ってナニ!?

硬化油とは、融点の低い不飽和脂肪酸を多く含む油脂(植物油等)に、水素添加を行うことで飽和脂肪酸に変換して常温で固体にしたもの。
いわゆる、マーガリン、ファットスプレッド、ショートニングなどを指します。
※ショートニング=マーガリンから水分と添加物を取り除いて純度の高い油脂にしたもの。

この水素添加の過程で、副産物としてトランス脂肪酸が生成されます。

トランス脂肪酸は、いわば「食べ物からとる必要がない油」。
体の細胞の中に入り込んで、細胞の働きを狂わせ、ビタミンなどの栄養物質をこわし、細胞を酸化させて「心臓疾患」「がん」「免疫機能低下」「痴呆症」などを引き起こす大きな原因になると言われています。

トランス脂肪酸を含む食べ物

トランス脂肪酸は、主にマーガリン、ファットスプレッド、ショートニングなどを原材料に使った、パン、ケーキ、ドーナツ、クッキー、スナック菓子、揚げ物などに多く含まれています。

加工食品を買う際は、裏の原材料ラベルを確認しましょう。
また、これらの原材料の他、「植物油脂」と記載があるものは、トランス脂肪酸を多く含んだ植物油を使用している可能性が高いです。

天然のトランス脂肪酸もある

牛や羊などの反芻動物は、胃の中で微生物の働きによって自然にトランス脂肪酸が作られるので、牛肉、羊肉、牛乳、チーズ、ヨーグルトなどの中には微量のトランス脂肪酸が含まれています。

普段の生活において、トランス脂肪酸を完全に排除することはできないかもしれませんが、リスクを軽減する手段はありますので、健康維持のためにもできる限り取らない努力をしましょう。

ブログ筆者/川上晶也

ブログ筆者/川上晶也

大阪の料理研究家。健康料理家。料理研究所『おとな食堂®』代表。著書『川上晶也のコロナに負けない健康レシピ手帖』(徳間書店)他、全10タイトル。

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